AGA (男性型脱毛症)
AGA(男性型脱毛症)について
AGA(Androgenetic Alopecia)は、男性に最も多く見られる脱毛症で、「男性型脱毛症」とも呼ばれます。思春期以降に生え際や頭頂部の髪が薄くなったり、細くなったりするのが特徴です。進行性のため、何もせずにいると薄毛が徐々に進んでいきます。
AGAの原因
AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、体内の酵素(5α-還元酵素)によってジヒドロテストステロン(DHT)という強力な男性ホルモンに変換されることです。このDHTが毛乳頭細胞にある受容体と結合することで、髪の成長期が短くなり、髪が十分に育たずに抜け落ちてしまいます。遺伝的要因も大きく関わっています。
AGAの治療
AGAの治療には、主に以下の方法があります。
- 内服薬:
- フィナステリド、デュタステリド: 5α-還元酵素の働きを阻害し、DHTの生成を抑えることで、薄毛の進行を抑制し、発毛を促進します。
- 外用薬:
- ミノキシジル: 毛母細胞に働きかけ、発毛を促進する効果が期待されます。
これらの治療は、薄毛の進行を食い止め、改善を目指すために有効です。効果には個人差があり、継続的な治療が重要です。
またAGA治療薬のうち、フィナステリドやデュタステリドは、前立腺がんのスクリーニング検査であるPSA(Prostate Specific Antigen:前立腺特異抗原)値を低下させ、PSA値を約50%低下させることが知られています。これは、薬剤が前立腺肥大症の治療にも使われるように、前立腺の細胞に作用するためです。
当院では下記の治療薬を準備しています。
ご興味ある方はお声かけください。
※お薬の料金とは別に、診察料がかかります。(初診料1800円、再診料770円)
デュタステリド 30錠/箱 | 4800円/箱 |
フィナステリド 28錠/箱 | 5300円/箱 |