メニュー

乳児湿疹

乳児湿疹とは

乳児湿疹は、生まれたばかりの赤ちゃんによく見られる皮膚の炎症の総称です。生後数週間から数ヶ月の間に、顔や首、頭皮、体に赤いブツブツやかさつきなどが現れます。

症状

  • 新生児ざ瘡(ニキビ): 生後2~4週頃に顔(特に頬やおでこ)にできる小さな赤いブツブツ。
  • 脂漏性湿疹: 生後2週頃から数ヶ月まで見られ、頭皮に黄色っぽいベタベタしたかさぶた(痂皮)ができたり、顔や首、わきの下などに赤いカサカサした湿疹が出たりします。
  • アトピー性皮膚炎: 生後数ヶ月以降に発症することが多く、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返します。

原因

原因は様々で、ホルモンバランスの変化、皮膚のバリア機能が未熟なこと、皮脂の過剰な分泌、アレルギーなどが考えられますが、特定できないことも多くあります。

治療

  • スキンケア: こすり過ぎないようにやさしく洗い、清潔な状態を保つことが基本です。石鹸は低刺激性のものを選び、洗い残しがないように洗い流します。その後、保湿剤で潤いを補給します。
  • 薬物療法: 炎症が強い場合は、ステロイド外用薬などを短期間使用することがあります。

* ご家庭での注意点

  • 熱いお湯は避け、ぬるま湯で洗いましょう。
  • からだを洗う際にはこすらないようにし、シャワーなどで優しく洗い流すようにしましょう。
  • 体を拭く時にもにも拭きすぎないように心がけましょう。
  • 赤ちゃんの爪は常に短く清潔に保ち、掻き壊しを防ぎましょう。
  • 衣服は刺激の少ない綿の素材を選びましょう(化学繊維のものは悪化させることが多いです)。

乳児湿疹の症状は様々で、適切なケアが大切です。気になる症状があればお気軽にご相談ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME