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過活動膀胱(OAB)

過活動膀胱(OAB)とは

過活動膀胱(OAB)とは、膀胱の緊張が強くなり、下記のような症状を認めます。

特に中高年の方に多く見られますが、若い方でも発症することがあり日本で1000万人以上が罹患しているとされています。

症状

  • 急な尿意(尿意切迫感) 
  • 我慢できずに漏れてしまうことがある(切迫性尿失禁)
  • 1回の排尿量が少なく、何度もトイレに行く 

原因

過活動膀胱の主な原因は、膀胱の筋肉(排尿筋)が過剰に収縮することです。

加齢や神経の異常、前立腺肥大症、脳卒中や脊髄損傷などの病気が関与することもありますが、明確な原因がわからない場合も多いです。

診断

症状の問診や排尿日誌(1日の排尿回数や尿の量を記録)などを活用します。

また 尿検査や超音波検査にて尿路感染や残尿の有無、膀胱結石、膀胱腫瘍など膀胱の異常を確認します。

治療方法

  • β3作動薬(ベオーバ、ベタニス)
  • 抗コリン薬(ソリフェナシン、イミダフェナシンなど)

治療には上記の膀胱の過剰な収縮を抑える薬を使用しますが、逆に残尿の増加を認め症状が悪化することがあります。

定期的な診察、尿検査、残尿測定などの検査を受けることが重要です。

過活動膀胱は生活の質(QOL)を低下させやすく、仕事や日常生活の妨げになる事がありますが、治療により改善が期待できる病気です。

「トイレが近い」「急な尿意で困る」などの症状がある方は、お気軽にご相談ください。

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